北軽井沢の白樺林の中にある、『幸せの黄色い洋館』より、日本中・世界中へ素晴らしい高波動のエネルギーをお届けしています(^^*

☆Mさまよりご質問

・同じ神様をまつる神社が全国にありますが、何か違いとかってあるのでしょうか?
猿田彦神社が○○県内(←Mさんのお住まいの地域)にあるのは知ってましたが、さっき調べたら天照大神の神社もありました。
神社の大きさ?の違いとかでしょうか?


☆お答え♪
 

神社っていうのは、すごく古いものは、当時のシャーマン的な「巫女さん」たちが、神様のエネルギーをキャッチしやすい場所、「パワースポット」のすごく強力な場所を、歩いて探したり、その場に直感で「呼ばれたり」、神様ご自身からの「ここに神社を作りなさい」というメッセージを受け取ったりして、作られていきました。

 

例としては、歩いて探したバージョンは、伊勢神宮。

「元伊勢」という、伊勢神宮の候補となった場所が、今もたくさん残っています。そこも、候補になったくらいなので、すごくパワフルな場所です。

 

ほかにもいろんなバージョンがあるかもしれませんが、まずそうして「おおもと」となる神社が作られます。

 

そして、でもそれ以外の場所にも、同じ名前の神社が全国にあるのは、「勧請」といって、おおもとの神様の「魂・霊」を、ちょっと分けてもらって、地方にもっていって祀る、ということが、長い歴史の中でたくさん行われたからです。

 

※勧請という言葉は、もともとは仏教用語らしいのですが、神仏習合ということが行われて以降、神社を分ける場合も「勧請」というようです。

 

で、そうやって例えば、長野県に諏訪大社という大きな神社がありますが、その諏訪大社の「分霊(わけみたま・ぶんれい)」をもらってきて、地方に小さな「諏訪神社」を作ったりします。

 

じゃあ、どうして小さな神社を作ったのかというと、昔、身分の高い武士や、とても裕福な商人が、いわゆる転勤や、店舗を増やすなどで引越しをすることがありました。

 

その際、ずっと先祖代々守っていただいていた地元の神様の神社に、もう引越しをしたらお参りできなくなる可能性がありました。

 

というのは、昔はほぼ徒歩での移動なので、大阪東京間でも、ゆっくり移動したら一か月くらいかかったんですね。

 

徒歩で一日平均30km歩く!それで大体15日くらいかかる。

でもそんなに早く歩けるのは、健康で鍛えている人たちなので、お年寄りとか、女性・子供だったら、その倍くらいはかかる。

 

また、時期によっては「移動するための旅行証明書」みたいなものが必要で、それを申請して取得するのにも、結構厳しかったんです。

 

さらに昔の人は短命でした。60歳まで生きたらすごい!ってことで、赤いちゃんちゃんこを着てお祝いしたんですね。

 

だから、そういうことをいろいろ加味すると、もう元住んでいたところには、簡単に戻ってこれないかも、ということは結構リアルな感覚だったそうです。

 

それで、それじゃあ引越し先に、自分の崇敬している神社の「分霊」をいただいていって、新しく小さな神社を作って、そこにお祀りましょう、ということが、たくさんあったのだそうです。

 

ほかには、その地域の主である武将とか、リーダー的存在の人が「○○の神様に助けられた」という体験をして、そのお礼の気持ちを込めて、「○○の神様」を祀っている神社に行って「分霊」をいただいてきて…というパターンもあるようです。

 

すると、地方にあちこち、小さい「諏訪神社」とか「春日神社」とか「白山神社」ができてくるわけです。

 

あとは「八幡」って付く神社がたくさんあると思います。

 

この「八幡」という神社は、都や武士の守護神、という感じの神様として、すごくあちこちに作られた歴史があるんです。

 

例えば平安京の鬼門封じとして、平安京の北東方角=鬼門に、石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)が作られたりしました。

 

また、武将の人たちは必勝の神様として、自分の領土のあちこちに作っていったそうです。

 

有名なのは、源頼朝さん。

この方は、さっき書いた石清水八幡宮から「分霊」していただいて、鎌倉に鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)を作ったんです。

 

そしたら、その部下の人たちがみんな「えー、それいいなあ!私の家の近くにも、必勝の神様来てほしい!!」ってなって、それぞれの地元に、どんどん「八幡神社」を作っていったんだそうです。

 

そしてさらに「お前は今度転勤して、あっちの地域を守りに行ってくれ」と、引越しになったら、そこでもまた八幡神社を作る、ということをどんどんやっていて、気が付いたら日本中に、次々に八幡さまができて、今でも約7800社あるそうです。

 

ちなみに「八幡」と付く神社は、厄除け災難除け、商売繁盛、必勝合格、安産などなど、いろんなことでお守りくださる、とってもありがたい神社です。

 

神様としては「私たちのご先祖である、昔むかしの神様レベルの天皇様をお祀りしている」ので、私たちの超ご先祖様。

 

だから、その神様から見たら私たち子孫は、「ひひひひひひひひひ…孫」みたいな存在であり、かわいくてすごく大切に守ってくださっている状態です。

 

そんな八幡様を、みんなで増やしていって、日本中にいてくださるようにしていったということです。

 

みんな神様大好きなんですね(^^*

自分の地域の神社があって、そこを守ってもらえたら安心ですもんね。

 

 

そして、そうした同じ名前の大きな神社と小さな神社の違いですが、

 

一応、大きなおおもとの神社は、やはり「分霊(わけみたま・ぶんれい)」ではなくて「親御霊(おやみたま)」なので、一番おおもとの神社にお参りされるのがおすすめですが、だからと言って、小さい神社だから功徳が薄いとか、パワーが弱いとか、そういうことではありません。

 

地方の小さい神社でも、心を込めてお参りされれば、ちゃんと「テレビ電話」というか、今でいうと「zoom」みたいな「LINE電話」みたいなものが神様とつながっているので、直接お会いできなくてもちゃんと伝わります。

 

ただ、神社って本来は、お願い事をしに行くところ、ではなく、私たちが神様に「いつも24時間、陰日なた無く守ってくださってありがとうございます」と、お礼を伝える場所、感謝をお届けする場所として、神様に降りてきていただく場所です。

 

なので、そう考えると、大切な人にお礼を伝える場合は、やっぱりいつかはおおもとの神社へ行って…というのが、礼儀としておすすめですよ、ということになるんだと思います。

 

すごくお世話になっている方や、ご自分のおじいさんおばあさんに、なかなか会いに行くことができなくても、お電話でお話しするだけでもすごく喜んでもらえることって、ありますよね。

 

でも、やっぱり時々は直接会いに行くことで、さらに喜んでいただける、みたいな感じです。

 

 

そういうわけで、長くなりましたが、あちこちに同じ名前の神社があるのは、こうしたいきさつで増えていったためです。

 

そして、大小の違いは、おおもとの神社か、分霊をもらってきた神社か、ということになります!!

 

(^^*

 

 

Mさん、素敵なご質問をいただき、ありがとうございました!!


☆.。.:*☆.。.:*☆.。.:*☆.。.:*☆.。.:*